2012年1月6日金曜日

陶芸作品69  置物(トロイの木馬)

大きさは11×22×23  これは後頭部に穴をあけてあり、水を入れて花を活けられるようにしてあるので花器でもあります。  
トロイとはご存知の方も多いと思いますが、トルコの数ある古代遺跡の一つで世界遺産にもなっています。ドイツの考古学者シュリーマンは、伝説上の都市と信じられていたトロイは実在していたと信じ、私財を投げ売って発掘調査を続け、1870年についに遺跡を発掘したことでも知られている。「トロイの木馬」とは、トロイの象徴となっている木馬である。紀元前1200年、トロイ戦争の最中、退却していくアガメムノン率いるギリシャ軍が残した木馬に、まさか兵が潜んでいるとも知らず、夜襲を受けて陥落したトロイ。1975年に復元された木馬は、当時の大きさを再現していると言われ、階段を上って内部に入ることもできます。トロイ戦争は略奪婚が原因であったとも言われています。私も、この復元された木馬の中に入りましたが、この陶器の「トロイの木馬」は復元した木馬に私の想像を加えて作ってみたものです。

1 件のコメント:

  1. 陶芸一筋!の岩田さんのパワー素晴らしいですね。暖かさのあるものからごつごつしたダイナミックなものまで、上から下まで全部はいけんしました。今年の作品を楽しみにしています。
    大学一年の時ドイツ語選択した人はシュリーマンの「古代への情熱」が教科書でした。覚えています? 素晴らしい本でしたね。でも勉強せず試験の前に翻訳した文庫本を買ってきて丸暗記しました!                     大学同期G

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