2012年11月30日金曜日

人形シリーズ24  山寺の松尾芭蕉

東北旅行のブログの中でも写真を載せましたが、芭蕉の奥の細道で知られる山形県の立石寺(山寺)では、芭蕉も行ったという一番上の奥ノ院までおよそ1,000段の階段を上り、私たちも行ってきました。芭蕉が歩いた時は途中で会う人もなくシーンと静まり返る登りだったようですが、私たちが行ったときは階段も人の列でした。「閑かさや岩にしみいる蝉の声」の閑かさはまったくありませんでしたが途中から見える景色はなかなかよかったです。この人形は家内が芭蕉の旅の姿を想像してつくりました。私も家内も2年に一回自宅で行う「陶器と人形の作品展」を来年の1月末に予定しているので最近は結構頑張って制作しています。

2012年11月27日火曜日

絵画3  信濃路の春

信州の田植えの終わった田んぼです。この田ではありませんが、長野県千曲市八幡にある姨捨の棚田「田毎の月」の棚田保存会の会員になっているので、毎年田植えと稲刈りに行っています。棚田の近くにある長楽寺が中心となって地元の方々が一生懸命棚田の保存に力を尽くしています。4年ほど前にテレビでこの棚田のことを知りすぐに見学に行きました。ちょうど長楽寺の住職さんがおられたのでお願いして会員に入れていただきました。棚田からは武田・上杉の戦いで知られる川中島がある善光寺平がよく見渡せてとても景色のよい所です。この田毎の月の棚田は文化庁の名勝にも指定されており、また江戸時代には芭蕉がこの棚田で「おもかげや姥一人なく月の友」という句を詠んだことでも知られています。境内には芭蕉をはじめ、多くの俳人の句碑があります。中でも芭蕉の句を刻んだ「おもかげ塚」は日本三塚の一つに数えられています。中秋の名月のときは、この長楽寺で観月会が行われます。一昨年は快晴の日だったので鏡台山の山頂から満月が現われた時はみんなの大きな拍手で盛り上がりました。昨年と今年は残念ながら月を見ることはできなかったのですが、長楽寺さんと地元の皆さんが用意してくれるたくさんのごちそうに舌鼓をうちながら話がつきませんでした。なにしろ長楽寺さんをはじめ、地元の皆さんがいい方たちばかりで、私の紹介から川崎・横浜の会員が10名以上も増えました。

2012年11月26日月曜日

絵画2  尾瀬ヶ原と至仏山

尾瀬ヶ原からの至仏山です。この絵では木道の奥に山小屋を書きましたが実際にはもっと先に行かないと山の鼻の小屋は見えません。以前に山の鼻から至仏山に登り、鳩待峠に下りたことがありますが、登山道脇では多くの高山植物を見ることができました。一時、この山の鼻から至仏山頂コースは高山植物保護のため閉鎖されたことがあります。私が登った時はちょうど運がよく解禁された時でした。山頂からは尾瀬ヶ原から燧ケ岳が一望でき、また近くの武尊山や日光の山々、会津駒ヶ岳などや、遠くには上越の山々や草津白根山、浅間山、そして奥秩父の山並みも見えたように記憶しています。その2年後くらいに横浜の登山グループと尾瀬沼の長蔵小屋に一泊して翌日に燧ケ岳に登りましたが、その時も天気がよく遠くに富士山から南アルプス、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、そして安達太良山方面から那須連峰まで見渡せました。尾瀬の2つの山は両方とも天気に恵まれてラッキーでした。

2012年11月25日日曜日

絵画1  安曇野

先日載せたこの絵は中央に光の反射が入ってしまいましたのでブログから一度削除し、アクリル板を取ってもう一度撮影しなおし、またブログに載せることにしました。まだブログに載せるような絵ではないのですが、いろいろご批評をいただきながら上達するよう頑張っていきたいと思っています。

2012年11月21日水曜日

陶芸作品141  耳付貼文花器

この作品もNO140の深鉢と同じく文化協会の美術工芸r展に出品したものです。2年に1回、私の陶器と家内の人形で「陶器と人形の作品展」と題して、自宅でささやかな作品展を開いていますが、早いもので来年の1月で2年になるので、また1月後半に自宅で行う予定なので、最近は少し頑張って作っています。先週は水差しを6つと貼文花器を1つ作りました。12月は気合を入れて作っていかないと間に合わないので頑張っていこうと思っています。

2012年11月17日土曜日

陶芸作品140  酸化なまこ釉深鉢

久しぶりの陶器の投稿になります。11月2日から7日まで麻生区文化協会の美術工芸展が麻生文化センターのギャラリーで行われました。陶器を3点出品したうちの一つです。酸化なまこ釉の色合いが好きなのでこの釉薬はよく使います。

2012年11月13日火曜日

人形シリーズ23  ブランコ

秋も深まりました。暖かい服装でつる梅もどきで作ったブランコに乗っています。

2012年11月7日水曜日

東北の旅 その2

  東北旅行の1日目、2日目は震災の被災地を石巻から宮古までまわり、10月20日のブログに載せたのですが、3日目、4日目も載せることにしました。10月14日の3日目は陸中宮古から遠野に行きました。遠野は柳田国男の遠野物語で知られているところなので一度は行ってみたいところでした。この上の写真は稲刈りが終わった遠野の農村風景です。
 この写真は、遠野のかっての農家の生活様式を再現した伝承園という施設です。養蚕の神様であるオシラサマが祭られている御蚕神堂などもあり、古民家の囲炉裏端でおばあちゃんの昔話を聞くことなどもできます。
  上の写真は伝承園の敷地内にある曲がり屋で、下はカッパ伝説で知られるカッパ淵が敷地内を流れている常堅寺で、今から520年ほど前に開山された古刹だそうです。
   下の小川がカッパ淵で、カッパの大好きなキュウリが木から淵に吊り下げられていました。

  遠野から東北道に向かい、水沢インターから東北道に入り、仙台から少し南の村田ジャンクションで山形道に入り、山形道を走り、山形北インターで下りて芭蕉の奥の細道で知られる山寺(立石寺)に行きました。
 上の写真は奥ノ院に行く途中にある納経堂で、慈覚大師が眠る入定窟の真上の断崖にあります。下から奥の院までは1000段ほどの階段を上るので、結構きつかったです。下の写真は車で5分ほどのところにある山寺芭蕉記念館前にある芭蕉の句碑です。この句は「奥の細道」の中でも最高傑作の句と言われているそうです。
  芭蕉記念館を見た後、また山形道を走り、庄内あさひインターで下りて、この日の宿泊地である休暇村羽黒に行きました。
 旅行4日目、朝食後、休暇村を出発し、出羽三山の一つである羽黒山に行き国宝の五重塔を見に行きました。杉並木の道を行くと、荘厳な風格のある五重塔が現れました。厳粛な感じさえする素晴らしい塔でした。
  羽黒山の五重塔を見た後、鶴岡から日本海に沿った道を走り新潟県の村上市に行きました。村上市は村上堆朱でも知られていますが、鮭の遡上でもよく知られている三面川(みおもてがわ)があります。前々から行ってみたかった鮭の記念館を見学した後、三面川を見に行きました。下の写真は産卵後の鮭を捕獲するための「やな」とよばれる装置だそうです。横浜市の教員をしていたころ、「よこはまサケっ子の会」に所属していたことがあり、鮭の受精卵を学校でも自宅でも孵化させていたことがあったので、三面川は一度は訪れてみたいと思っていたところでした。札幌の豊平川の鮭の記念館も前に行ったことがあるのですが、今度は鮭が遡上する様子を見にいきたいと思っています。
 
 


上の写真は三面川から長野の姫木平に向かう途中の新潟県の新発田付近の景色です。北陸道、上信越道を走り、坂城インターで下りて、上田から姫木平に向かい、夜10時頃に着きました。長い一日でした。姫木平で泊まって、5日目の夕方に出発し、自宅に帰りました。10月12日から16日までの4泊5日の旅でした。5日間の走行距離は2,000kmでした。1日平均400kmなので自分でも結構すごいなと思っています。

2012年11月3日土曜日

人形シリーズ22   七五三

この人形は家内が孫の七五三のお祝いにつくりました。孫の成長は早いものです。