2012年11月7日水曜日

東北の旅 その2

  東北旅行の1日目、2日目は震災の被災地を石巻から宮古までまわり、10月20日のブログに載せたのですが、3日目、4日目も載せることにしました。10月14日の3日目は陸中宮古から遠野に行きました。遠野は柳田国男の遠野物語で知られているところなので一度は行ってみたいところでした。この上の写真は稲刈りが終わった遠野の農村風景です。
 この写真は、遠野のかっての農家の生活様式を再現した伝承園という施設です。養蚕の神様であるオシラサマが祭られている御蚕神堂などもあり、古民家の囲炉裏端でおばあちゃんの昔話を聞くことなどもできます。
  上の写真は伝承園の敷地内にある曲がり屋で、下はカッパ伝説で知られるカッパ淵が敷地内を流れている常堅寺で、今から520年ほど前に開山された古刹だそうです。
   下の小川がカッパ淵で、カッパの大好きなキュウリが木から淵に吊り下げられていました。

  遠野から東北道に向かい、水沢インターから東北道に入り、仙台から少し南の村田ジャンクションで山形道に入り、山形道を走り、山形北インターで下りて芭蕉の奥の細道で知られる山寺(立石寺)に行きました。
 上の写真は奥ノ院に行く途中にある納経堂で、慈覚大師が眠る入定窟の真上の断崖にあります。下から奥の院までは1000段ほどの階段を上るので、結構きつかったです。下の写真は車で5分ほどのところにある山寺芭蕉記念館前にある芭蕉の句碑です。この句は「奥の細道」の中でも最高傑作の句と言われているそうです。
  芭蕉記念館を見た後、また山形道を走り、庄内あさひインターで下りて、この日の宿泊地である休暇村羽黒に行きました。
 旅行4日目、朝食後、休暇村を出発し、出羽三山の一つである羽黒山に行き国宝の五重塔を見に行きました。杉並木の道を行くと、荘厳な風格のある五重塔が現れました。厳粛な感じさえする素晴らしい塔でした。
  羽黒山の五重塔を見た後、鶴岡から日本海に沿った道を走り新潟県の村上市に行きました。村上市は村上堆朱でも知られていますが、鮭の遡上でもよく知られている三面川(みおもてがわ)があります。前々から行ってみたかった鮭の記念館を見学した後、三面川を見に行きました。下の写真は産卵後の鮭を捕獲するための「やな」とよばれる装置だそうです。横浜市の教員をしていたころ、「よこはまサケっ子の会」に所属していたことがあり、鮭の受精卵を学校でも自宅でも孵化させていたことがあったので、三面川は一度は訪れてみたいと思っていたところでした。札幌の豊平川の鮭の記念館も前に行ったことがあるのですが、今度は鮭が遡上する様子を見にいきたいと思っています。
 
 


上の写真は三面川から長野の姫木平に向かう途中の新潟県の新発田付近の景色です。北陸道、上信越道を走り、坂城インターで下りて、上田から姫木平に向かい、夜10時頃に着きました。長い一日でした。姫木平で泊まって、5日目の夕方に出発し、自宅に帰りました。10月12日から16日までの4泊5日の旅でした。5日間の走行距離は2,000kmでした。1日平均400kmなので自分でも結構すごいなと思っています。

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